「尼崎なオカン♪」の歌詞 取締役松本隆博

国鉄尼崎駅東口こくてつあまがさきえきひがしぐち だらだら歩あるいて9分きゅうふん
今日きょうも明日あしたもあさっても声こえがする
元気げんきなオカンの声こえがする
「あーメリケン粉こがないがな‥ まあええかぁ」
鼻歌混はなうたまじりで腰振こしふりながら 夕飯ゆうはん 作つくるオカン
かしわのから揚あげを「ケンタッキー」と言いい放はなつ
貧乏逆手びんぼうさかてに取とったパフォーマンス
お陰かげで今僕いまぼくは生いきている

大人おとなになった僕ぼくにビン牛乳ぎゅうにゅうを飲のまそうとする
おこづかい5千円ごせんえんにぎらそうとする
オカン カレンダー先月せんげつのままやで
そんなもんでも親孝行おやこうこうかぁ
オカンのさびた自転車じてんしゃ 掃除そうじしたろか
そんなもんでも親孝行おやこうこうかぁ

嫁入よめいり道具どうぐの古ふるい ごつい鍋なべで
コロと水菜みずなの炊たいたん
「またそれかいなー」と僕ぼくが言いう
「昨日きのうもクジラやったやん」
「その日ひの授さずかりやないの! バチ当あたるで!」

余あまった料理りょうりを残のこさず食たべる
長介ちょうすけ、ペルと、オカン
弁当べんとうに工夫くふうする
広告切こうこくきって飾かざりつけ
クーラー1台いちだい 家族かぞくはひとつ 暑あついけど
お陰かげで今僕いまぼくは 生いきている

大人おとなになった僕ぼくに
母かあちゃんの子こやからと
やればできる子こやで
勇気ゆうきつけられる
オカンと手てぇつないで歩あるいた
そんなもんでも親孝行おやこうこうかぁ
オカンとカラオケ一緒いっしょにコシジフブキ
そんなもんでも親孝行おやこうこうかぁ

僕ぼくたち子供こどもが風邪かぜをひいて
のどが痛いたいとゆうたとき
塩しおを火ひにかけて布巾ふきんでつつみ
オカンが僕ぼくの首くびに巻まく

「あーちょっと熱あついかな・・」
「（僕ぼく）ヤケドするわ!」

病気びょうきの時ときでもボケをかまし
ツッコミさせるオカン
すり傷きずをつくると
ガーゼにツバ付つけ塗ぬりたくる
お金かねじゃ買かえない愛情あいじょうをもらった僕ぼくら
お陰かげで今僕いまぼくは 生いきている

大人おとなになった僕ぼくに 苦労話くろうばなしは聞きかせず
子育こそだて楽たのしかった 子育こそだて楽たのしかったぁ

オカンと東京見物とうきょうけんぶつがしたい そんなもんでも親孝行おやこうこうかぁ
オカンを見みつめて「おかあさん」と呼よんでみる
そんなもんでも親孝行おやこうこうかぁ

貧乏生活思びんぼうせいかつおもい出だしてみる
そんなもんでも親孝行おやこうこうかぁ
一ひとつだった家族かぞくを振ふり返かえり
そんなもんでも親孝行おやこうこうかぁ