「カケラ」の歌詞 吉田山田

「じゃあね。」「またね。」 淋さみしげに笑わらって 離はなした左手ひだりて
帰かえり道みちは やけに街まちが静しずか キミがいないからか…

指ゆびに残のこった温ぬくもりに 侘わびしくなって気付きづいた
キミのその手てはいつからかボクの 一部いちぶだった

哀かなしくて 愛いとしくて
どんなに抱だき合あって キスを重かさねたって
ひとつになんてなれない セツナ
見上みあげれば 流ながれ星ぼし
こぼれた孤独こどくも 抱だきしめて眠ねむろう
ひとつになんてなれないけど
ふたつ重かさねたこの手てはきっと 繋つなぐために砕くだけた カケラ

喧嘩けんかしたり 傷付きずつけ合あう夜よるも 時ときにはあるだろう
でもキミに巡めぐり逢あって世界せかいは ホントの顔かおをみせた

言葉ことばや理論りろんじゃ埋うめらんない 深ふかい溝みぞがあるから
溢あふれた「想おもい」は その河かわを流ながれて 涙なみだになるんだ

I love youも I need youも
どこか違ちがっていて でも伝つたえたくって
ひとつになって重かさねたキスは
何百回なんびゃっかいも 何千回なんぜんかいも
ひび割われた心こころ 温あたためてくれた
ボクもキミのカケラなら いいな

もしキミが消きえたって 世界せかいは廻まわっていく
だけどキミがいなくちゃ 壊こわれる世界せかいがある この胸むねに

哀かなしくて 愛いとしくて
どんなに抱だき合あって キスを重かさねたって
ひとつになんてなれなくたって
キミガイテ、ボクガイル
目めを閉とじていたって キミを感かんじれるよ
ひとつになんてなれないけど
ふたつ重かさねた心こころはきっと 出逢であうために生うまれた カケラ