「愛してた」の歌詞 奥華子

「愛あいしてる」って そんな言こと葉ばは ずっといらないと思おもっていた
あなたが今いま ここにいれば それでいいと思おもっていた

始はじまりがなければ 永えい遠えんに終おわる事ことはないと信しんじてた
窓まどから漏もれてくる灯あかりだけで あなたが見みえてると思おもってた

会あいたくて だけど言いえなくて あたしは待まってるばかりの毎まい日にち
どこまでも 吸すい込こまれそうな目めで 今いま 誰だれを見みつめてるの?

出で会あう時ときが早はやければ 違ちがう二人ふたりだったの?

「愛あいしてる」って そんな言こと葉ばは ずっといらないと思おもっていた
あなたが今いま ここにいれば それでいいと思おもっていた
抱だきしめて まだ あなたが思おもうほど あたし強つよくないんだよ

恋こいに迷まよったり 溺おぼれたり 自じ分ぶんを見み失うしなうことなんて
バカな事ことだと思おもってた あなたに触ふれた あの瞬しゅん間かんまで

追おいかけて だけど見みえなくて 本ほん当とうの気き持もち抑おさえ込こんだまま
これ以い上じょう 好すきにならないように どうしても出で来きなかった

出で会あう時ときが早はやくても 同おなじ二人ふたりだったの?

明日あしたなんていらないから 真まっ直すぐにあたしだけ見みて
傷きずついても あなただけは どうしても守まもりたかった

「愛あいしてた」って 言いってほしいよ 最さい後ごだけ 我わが侭ままを言いわせて
涙なみだなんて ずっと前まえから 枯かれてると思おもってたのに
抱だきしめて 今いま あなたが思おもうより ずっと好すきだったんだよ