「街物語」の歌詞 山下達郎

路地裏ろじうらの 子供こどもたちは
知しらぬ間まに 大人おとなになって
本当ほんとうの 愛あいのことを
少すこしずつ 知しり始はじめる

たそがれに ときめいて
雨音あまおとを さみしがる
あいまいな 季節きせつさえも
たまらなく 今いま いとおしい

めぐり逢あい 惹ひかれ合あい
「幸しあわせになろうね」って
ささやいて この街まちの
物語ものがたりになっていく
不器用ぶきような恋こいの記憶きおく

AND THE LIFE GOES ON
AND THE LIFE GOES ON...

さよならは 終おわりじゃない
想おもい出では 消けせないから
この道みちで 二人ふたりして
小ちいさな空そらを見上みあげていた

きらめきが 色いろあせても
ぬくもりは 残のこっている
アスファルトに 君きみの影かげが
焼やき付ついたまま 潤うるんでる

手てを振ふって ほほえんで
「幸しあわせになってね」って
つぶやいて 僕ぼくはまた
もう一度歩いちどあるき出だそう
この街まちで生いきていこう

AND THE LIFE GOES ON
AND THE LIFE GOES ON...

君きみのこと 忘わすれない
大切たいせつなこと もらった
本当ほんとうの 愛あいのかたち
今いまはまだ見みえなくても
物語ものがたりは続つづいていく

めぐり逢あい 愛あいし合あい
いつかまた 離はなれていく
手探てさぐりで でも 胸むねを張はり

僕ぼくはまた歩あるき出だすよ
この街まちで生いきていくよ
物語ものがたりは続つづいていく
物語ものがたりは続つづいていく...

AND THE LIFE GOES ON
AND THE LIFE GOES ON...