「花火のあと」の歌詞 山崎あおい

ああ今年ことしもまた 届とどかないまま夏なつが終おわる
季節きせつの香かおりの魔法まほうにかけられて いつもよりも切せつない

ああ大人おとなになってしまわないように 時ときを止とめて
「みんな変かわらないで 次つぎの夏なつも会あえたら」
君きみはそう言いって 黙だまり込こんでた

花火はなびのあと 僕ぼくらの胸むねをぎゅっと掴つかんだ
記憶きおくが手てを離はなしてくれなくても
同おなじ空そらを見みながら どこかできっと巡めぐり会あう
二度にどとない今日きょうを生いきてる

ああ今日きょうに賭かけた 大おおきすぎる君きみへの想おもいも
今日きょうが終おわればもう きっと言いえなくなるよ
全すべてのあとじゃ だめなんだ ああ

右手みぎてをのせて ただ前まえを見みて
じっと夏なつが通とおり過すぎてゆくのを待まつ

花火はなびのあと 僕ぼくらは未来みらいを想おもってた
記憶きおくが思おもい出でに変かわる時ときを
こんな日々ひびの終おわりを 誰だれもが寂さびしがりながら
大人おとなは大人おとなになっていったのかな

花火はなびのあと 僕ぼくらは二人ふたりで抜ぬけ出だして
秘密ひみつの思おもい出で 離はなれない甘あまい味あじ
ああこのまま 100年夏ねんなつが終おわらなきゃいいと
本気ほんきで思おもったり

花火はなびのあと 僕ぼくらの胸むねをぎゅっと掴つかんだ
記憶きおくが手てを離はなしてくれなくても
同おなじ空そらを見みながら どこかできっと巡めぐり会あう
だからみんな歩あるいてく 帰かえる場所ばしょがあるから