「空な色」の歌詞 山根万理奈

澄すみわたる青あお 悔くやしいかぎり
見上みあげた空そらへ ためいきをひとつ
雨あめに泣なければ 救すくわれたのに
曇くもるこの胸むね 映うつしてはくれない

この先さきにいるボクに
たったひとつだけ聞きいてみたい

真まっ赤かな嘘うそは 夕焼ゆうやけに似にて
全すべて飲のみ込こむ 歪ゆがむ笑顔達えがおたち
夜よるはなんども 寝ねてさめる夢ゆめ
「これで良よかった」と 明日あしたも言いい聞きかせる

この先さきにいるボクよ
たったひとつだけ答こたえてよ

悲かなしみは何色なにいろになる
広ひろげた翼つばさ もう風かぜは生うめないの?
落おちてゆく しずくは光ひかる
ただ透すき通とおる 空そらを映うつした
消きえずに残のこる 悲かなしみの青あお

終おわりなき路みち 扉とびらは迫せまる
荷物にもつを減へらし 空そらを見上みあげた
殻からを破やぶれば 出逢であうと知しった
さめない夢ゆめに 独ひとりじゃ抱かかえきれず

傷きずだらけの過去かこは
脱ぬぎ捨すててしまえ 声こえをあげて

悲かなしみは何色なにいろになる
休やすめた翼つばさ キミとならもう一度いちど
風かぜは吹ふき 雲くもかきわけた
ただ同おなじ夢ゆめ 空そらに映うつした
ただ嬉うれしくて 胸むね 飛とび出だした

移うつってゆく空そら 変かわらずそこにある
移うつってゆく心こころ どんな色いろもボクはボク

悲かなしみは生うまれ変かわれる
涙なみだ ため息いき 明日あした 希望きぼう 愛あい
悲かなしみは光ひかりを放はなち
闇やみを知しりてこそ 輝かがやける

悲かなしみは何色なにいろになる
羽はばたく翼つばさ 風かぜ 巻まきおこしてゆく
ただ高たかく 空飛そらとび立たった
ただ遠とおくまで 空そらを泳およいだ

今いまキミの空そらは何色なにいろ