「あなたしか見えなかった」の歌詞 徳永英明

あなたがいない日々ひびの 歩あるき方かたを
やっと覚おぼえたの
ひとりきりの空そらの下したで

一日いちにち、また一日いちにち 離はなれてゆく
それなのに今日きょうも
心こころが名前なまえを呼よぶから

愛あいはまだ愛あいのまま
この胸むねにうずくまる
しがみつき、離はなれては行いってくれない
どうしてもどうしても消きえない想おもいならば
連つれてゆくしかないと知しって

あなたの余白よはく 今いまも散ちらばる部屋へや
ほらそこに、ここに
あの背中せなか あの微笑ほほえみ

大人おとなには
静しずかな恋こいを灯ともす事ことしか
許ゆるされていないから 残酷ざんこくです
梔子くちなしの香かおりに空そらを見上みあげたままで
はらはら泣ないてしまえたなら

いつかまた逢あえると
ひとり信しんじている
愛あいし合あう日ひが来くると信しんじている
そんなひとり遊あそびを 許ゆるしてくれませんか?
子供こどもの様ように飽あきてしまうまで

あなたしか見みえなかった
あなたしか見みえなかった

あなたしか見みえなかった
あなたしか見みえなかった

あなたしか見みえなかった