「退屈の群像」の歌詞 感傷ベクトル

「呼吸次第こきゅうしだいで今日きょうの色いろは変かわる」
「嘘吐うそつきだね、そうなんだ。」

詭弁きべんを弄ろうせば 回まわる回まわる
乗のり気きじゃない?
そうなんだ。

ガラス越ごし
街まち
それ自体じたいに何なにを臨のぞむ

今いま

虚言きょげん
悲鳴ひめい
罵声ばせい

此処ここで何なにを叫さけぶ

巻まかれた撥条ばねに
ただ踊おどり続つづけていく、そんな劇げきを観みていた
[眩しすぎる光痛み出す瞳幕間など無い 書割の下僕]

切せつない歌うた、聴きき飽あきた
そうだよ、またすぐ生産うまれるんだ
誰だれかの声こえが消費しょうひされていく

巻まかれた撥条ばねに
ただ踊おどり続つづけていく、そんな劇げきを観みていた
[眩まぶしすぎる光ひかり 痛いたみ出だす瞳ひとみ 幕間まくあいなど無ない 書割かきわりの下僕げぼく]
さあ 薄うすれていく意思いしに
だた身みを委まかせていけ それで許ゆるされるさ
[鈍感な他人は 誰しもがそう 痛みを以たず 伝わないと知る]
ああ