「満男、飛ぶ」の歌詞 斉藤和義

僕ぼくの名前なまえは「満男みつお」っていうんだ 満みたされる男おとこと書かいて
オトンとオカンがきっと悩なやんで 願ねがいを込こめてつけたんだ

だけど僕ぼくは満みたされてはいない 毎日まいにちなんだかパッとしないんだ
仕事しごとは順調じゅんちょう 仲間なかまもやさしい だけど何なにかが足たりないんだ

好すきな人ひとがいるけれど どうせ僕ぼくの片思かたおもい
いつかこの想おもいを君きみに 伝つたえられる勇気ゆうきが欲ほしい

君きみを見みてるだけで 胸むねが苦くるしくなる
恋こいと言いう名なのせつない病やまい
君きみに嫌きらわれたら 想像そうぞうしただけで
また何なにも言いえなくなる
また何なにも言いえなくなる

名前負なまえまけだな 我われながら思おもう 情なさけないったらありゃしない
家いえに帰かえれば妹いもうとが 冷さめた目めつきでため息いきをつく

引ひき出だしには君きみの写真しゃしん あきれるほど見みたえくぼ
いつかこの想おもいを君きみに 伝つたえられるきっかけが欲ほしい

君きみを見みてるだけで 胸むねが苦くるしくなる
恋こいと言いう名なの青あおい戦たたかい
君きみに嫌きらわれたら 想像そうぞうしただけで
また何なにも言いえなくなる
また何なにも言いえなくなる

空そらには眩まばゆい光ひかり どうか勇気ゆうきを

君きみを見みてるだけじゃ もう我慢出来がまんできない
満みたされなくても 当あたって砕くだけろ!
「君きみを見みてるだけで 胸むねが苦くるしくなる」
それだけを言いえればいい
それだけを言いえればいい