「ソラミミソファ」の歌詞 東京60WATTS

ずいぶんくたびれたもんだ 君きみのお気きに入いりのソファ
寂さみしそうに見みえるのは置おいてきぼりにされたから?

僕ぼくはずっと床ゆかに座すわって足あしを投なげ出だして寄よりかかってた
「こっちおいで」って君きみが手てを伸のばして笑わらってくれたのに

僕ぼくを呼よぶ声こえが響ひびく 振ふり返かえって君きみをさがす
いつも僕ぼくがもたれかかってたソファに君きみはもういないんだね

部屋へやの真まん中なかに今いまも君きみのお気きに入いりのソファ
「この場所ばしょがいいね」ってはじめに君きみが決きめたまま

並ならんで座すわるのはかっこ悪わるいからってなんか強つよがっていたけど
思おもってたより悪わるくないな 言ゆうこと聞きけばよかった

僕ぼくを呼よぶ声こえが響ひびく となりで君きみが笑わらう
今いまさらだけどふたり並ならんで深夜映画しんやえいがでも観みたいと思おもうんだ

何なんで君きみは置おいていったんだろ あんなに気きに入いっていたのに
おかげでずっと僕ぼくの真まん中なかに居座いすわり続つづけているんだ

僕ぼくを呼よぶ声こえが響ひびく 今いまでも耳元みみもとで響ひびく
捨すてられないままの君きみの思おもい出では部屋へやの隅すみに押おし付つけた
僕ぼくを呼よぶ声こえが響ひびく 今いまでも僕ぼくの真まん中なかで
いつも僕ぼくがもたれかかってた君きみはもうソファにいないのにな