「よそゆき顔で」の歌詞 松任谷由実

砂埃すなぼこりの舞まう道みちのわきに
小ちいさなガソリンスタンドがある
松まつの林はやしと曇くもった海うみに
最後さいごの風かぜを喫すいに来きた
私わたしは明日あすから変かわるんだから
悪わるぶってた思おもい出では捨すてる
結婚けっこんなんてまだしたくない
けれど今日きょうまで流ながされて
よそゆき顔がおですれちがったら
いやなやつだとおこってもいい
よそゆき顔がおですれちがったら
すきなだけ笑わらって

砂埃すなぼこりの舞まうこんな日ひだから
観音崎かんのんざきの歩道橋ほどうきょうに立たつ
ドアのへこんだ白しろいセリカが
下したをくぐってゆかないか
いく人にんかのカップルで昔むかし
追おい越こしたり抜ぬかれたり走はしった
今いまの相手あいてはかたい仕事しごとと
静しずかな夢ゆめを持もった人ひと
よそゆき顔がおですれちがうなら
二度にどと会あえない方ほうがいいのね
よそゆき顔がおですれちがうなら
それまでだった恋こい
よそゆき顔がおですれちがったら
いやなやつだとおこってもいい
よそゆき顔がおですれちがったら
すきなだけ笑わらって