「砂の惑星」の歌詞 松任谷由実

月つきの砂漠さばくをゆく 遠とおい異国いこくのキャラバンのように
この世よの果はてまでも あなたについて歩あるいてゆくわ
さあ 漂ただよいなさい 私わたしの海うみの 波なみの 間まに間まに
ただ 泣なきじゃくるように 生うまれたままの子供こどものように

恋こいの雫しずく ゆれる炎ほのお 深ふかい吐息といき 花はなの香かおり
一度いちどきりの愛あいの魔法まほう
今二人いまふたり 授さずけ合あうの 求もとめ合あうの

ああ 誰だれも知しらない 瞳ひとみの奥おくの碧あおいオアシス
なぜ あなたと出逢であい流ながれ流ながれてどこまでゆくの
さあ 安やすらぎなさい お伽とぎばなしの夢ゆめの 間まに間まに
まだ 願ねがい忘わすれた 長ながい呪文じゅもんを囁ささやきましょう

ああ ふるさと離はなれ ここは遥はるかな砂すなの惑星わくせい
時ときがこぼれ落おちて 素足すあしの跡あとをかき消けすデューン

金きんの砂すなはあなたの未来みらい 星屑ほしくずまで 続つづいている
銀ぎんの砂すなは私わたしの涙なみだ
吸すい込こまれ 抱いだき合あうの 癒いやし合あうの

月つきの砂漠浸さばくひたす 二ふたつの影かげが寄よりそうように
この世よの果はてまでも あなたをとても愛あいしているわ

さあ 漂ただよいなさい 私わたしの海うみの 波なみの 間まに間まに
ただ 泣なきじゃくるように 生うまれたままの子供こどものように
さあ 安やすらぎなさい お伽とぎばなしの夢ゆめの 間まに間まに
まだ 願ねがい忘わすれた長ながい呪文じゅもんを囁ささやきましょう

さあ 漂ただよいなさい 私わたしの海うみの波なみの 間まに間まに・・・
ただ 泣なきじゃくるように 生うまれたままの子供こどものように
さあ 安やすらぎなさい お伽とぎばなしの夢ゆめの 間まに間まに