「Flying Messenger」の歌詞 松任谷由実

いちばん会あいたいのは 誰だれ?
もう会あえないと 決きめてるの?
もしも あなたが想おもうとき
誰だれかも きっと想おもってる

夜明よあけの前まえの星灯ほしあかり
雲くもの闇間やみまをすりぬけて

私わたしは 空飛そらとぶ夢ゆめの配達人はいたつにん
書かかずに 終おわった手紙てがみも届とどけます
恋こいした 街角まちかど 吹ふいてく風かぜになって
失なくした 気持きもちを伝つたえに

片方かたほう だけの手袋てぶくろと
描がきかけだった 似顔絵にがおえと
空白くうはくの 未来みらい 残のこる部屋へや
あなたは疲つかれて 眠ねむり込こむ

思おもい出での国くにはモノクローム
恋こいの夢ゆめだけ色いろを染そめて

私わたしは さすらう花はなびらのような
千切ちぎれた 言葉ことばをつないで渡わたします
今いまでは どこにも無ない番地ばんちを探さがして
あなたの心こころの誰だれかに

私わたしは 空飛そらとぶ夢ゆめの配達人はいたつにん
書かかずに 終おわった手紙てがみも届とどけます
恋こいした 街角まちかど 吹ふいてく風かぜになって
失なくした 気持きもちを伝つたえに