「マナー」の歌詞 柴田淳

一振ひとふりのナイフで私わたしを 早はやく傷きずを付つけて
突つき刺さしたフォークで掴つかんだ
まるで 私わたしの心こころ

私わたしの気持きもち 気付きづいているみたいね
優やさしくするのね
応こたえる気きは無ないくせに

受うけ入いれずに 罪悪感ざいあくかんでも抱いだいてたりしていたりね
嫌きらいじゃないし 傷きずつけないように
可哀想かわいそうな私わたしに せめて優やさしくするつもり?

私わたしのことは見みないでいて 泣ないててもそのまま
心配しんぱいなんてしないでいて 胸むねを貫つらぬかないで

突つき放はなすのも 勇気ゆうきのいることだし
離はなれていくのも 寂さびしいんでしょう?
恐こわいんでしょう?

バカにしないで 自惚うぬぼれないで
あなただけじゃないんだから
期待持きたいもたせて まだ振ふり回まわすの?
行儀悪ぎょうぎわるい子供こどものフォーク使つかいに似にているわ

あなたを忘わすれられるまでに どれくらい泣なけばいい?
今いままでの誰だれよりあなたは 優やさしい意地悪いじわるな人ひと

一振ひとふりのナイフで私わたしを 早はやく終おわりにして
突つき刺さしたフォークで掴つかんだ
まるで 私わたしの心こころ