「後ろ姿」の歌詞 柴田淳

正確せいかくな答こたえならば 最後さいごまで聞きけなかった
未来みらいも私わたしのことも 聞きかないと答こたえてくれなくて
茶化ちゃかされ ごまかされても きっと私わたしを愛あいしてる…
離はなれていきそうなあなたの シャツの裾すそ 強つよく握にぎってた

振ふり向むいてくれなくても 心配しんぱいなんてしてくれなくても
あなたを信しんじていたいから 頑張がんばっていたの…

私わたしの片想かたおもいは あなたの後うしろ姿すがた
こっち向むいて 振ふり向むいてよ…
心こころから叫さけんでるのに
私わたしが立たち止どまろうと 私わたしが泣なこうとも
気付きづかずに歩あるいてゆくの
遠とおくなる 私わたしの恋人こいびと

隣となりで微笑ほほえんでも 微笑ほほえみ返かえしてくれない
くじけてしまいそうなのに もう何なにも残のこっていないよ

不安ふあんで死しにそうなのに 答こたえはとうに分わっているのに
どうして さよなら 言いえないの?
大嫌だいきらい こんな私わたし

優やさしい顔かおで笑わらう あなたが好すきだったの
信しんじさせて わざとだって
本当ほんとうはそんな人ひとじゃない
明日あしたのいいことも 昨日きのうの夕立ゆうだちも
一番いちばんに伝つたえたいのは
いつだって あなたしかいないの

愛あいしている人ひとに 愛あいされたかっただけ
あなたとなら 私わたしだって幸しあわせになれる気きがして
明日あしたの雨音あまおとも 昨日きのうの見みた夢ゆめも
一番いちばんに伝つたえたかった
いつまでも 誰だれよりも あなたに…