「雨傘物語」の歌詞 森翼

お釣つりは無ないな
出だした答こたえに
僕ぼくは散ちっちゃった
君きみは行いっちゃった

離はなれ離ばなれになる雨あめが降ふって
嘘うそみたい 背中せなかは遠とおざかった
「あの日ひ」は音おとを立たてて崩くずれ
昨日観きのうみた映画えいがのチケットを
ぐしゃぐしゃの2人ふたりのチケットを
静しずかに広ひろげてる

不揃ふぞろい町並まちなみが
不規則第六感ふきそくだいろくかん
愛変あいかわらない僕ぼくは
君きみを探さがした

一ひとつまた一ひとつ訪おとずれる 季節きせつに描えがいた想おもい

半年後初はんとしごはじめて手てを繋つないだ
少すこし強引ごういんにも取とった右手みぎて
「離はなさない」と誓ちかう程ほどに
あの曲流きょくながれると思おもい出だすよ
めちゃくちゃな僕等ぼくらの足音あしおとを
もう一度聴いちどきき返かえす

一ひとつまた一ひとつ訪おとずれる 季節きせつに描えがいた想おもい

君きみの事こと 想おもわない日ひはないよ
「君きみの傘かさになれないままだった」
水留みずたまりに映うつる心こころ
君きみが居いないだけのこの世界せかいを
「君きみが足たりない」と思おもわぬように
雨音あまおとも気きにせず「あの日ひ」に手てを振ふるよ