「弁解ドビュッシー」の歌詞 椎名林檎

言いいたいことを
探さがし疲つかれて
結果けっか 無駄口吐むだぐちはいてばかり
どうせあたしの人生じんせい
語呂合ごろあわせなんだもん
どうして価値かちに
理由りゆうを付つけて
ポーズを執とらされて
いるのかな
だって淀よどんだ水みずが薫かおる
ピアノなんだもん
あんたは
仕様しようが無ないと云いうし
現実げんじつにあたしも判わからぬ
泣ないて惑まどう位くらいなら もう
全部無ぜんぶなかった
ことにしよう

甲斐性かいしょうが無なく
向むかい風かぜのみ
専門せんもんに出来できる
雄おすじゃなくちゃ
どうせあたしの人生じんせい
語呂合ごろあわせなんだもん
チョーキングだけに
支配しはいされて
変化へんかする莫迦ばかな女おんなで宜よろし
云々うんぬんで誤魔化ごまかして
好いい加減かげんに飛とんで居いたい
何なんでも買かってあげるから
帰かえるだなんて已やめなさい
真しんの慈愛等恐じあいなどおそらく
最初さいしょから欲ほしくなかった
本当ほんとうは全部ぜんぶ 大事だいじである
本当ほんとうは全部ぜんぶ
ラビッシュであろう
本当ほんとうは全部ぜんぶ 真理しんりである
本当ほんとうは全部ぜんぶ
トリックであろう