「弦楽四重奏曲第9番ホ長調「東京」」の歌詞 毛皮のマリーズ

おやすみ 街まちの灯ひよ
ねむれ 母ははのない子このように
ネオンも街路樹がいろじゅも 夢見ゆめみる恋人こいびとも
星ほしのカーテンコールに しばしの別わかれ
すぐにまた会あおう

少女しょうじょは恋こいをする
少年しょうねんは少女しょうじょのヒーロー
遠とおく離はなれたまま二人ふたりは夢ゆめを見みる
そのあどけない頬ほほをバラ色いろにそめ
同おなじ夢ゆめを見みる

そして 愛あいの日々ひびよ それぞれの日々ひびよ
銀色ぎんいろの夢ゆめに沈しずむ夜よる
きみは僕ぼくだけのビューティー

眠ねむれ 愛あいの日々ひびよ きみと僕ぼくの日々ひびよ
黄金おうごんの月つきに照てらされて
おやすみ僕ぼくの東京とうきょう

誰だれよりもステキさ おはよう、美うつくしい人ひと
言葉ことばにするだけで 涙なみだがこぼれそう

愛いとしきかたちのないもの 僕ぼくらはそれを
―――"東京とうきょう"と、呼よぼう