「野尻湖ひとり」の歌詞 水森かおり

哀かなしみ色いろの
想おもい出捨ですてに
湖畔こはんの宿やどに
来きています
忘わすれたいのに
あなたの顔かおを
映うつす未練みれんの
水鏡みずかがみ
信濃しなののみずうみ
野尻湖のじりこを
早はやい日暮ひぐれが
染そめてます…
(ルルル ルルル)
切きるより他ほかに
ないのでしょうか
もつれた愛あいの
結むすび目めは
泣ないて外はずした
指輪ゆびわの跡あとが
消きえる その日ひは
いつでしょう
女おんなのみずうみ
野尻湖のじりこに
痩やせた三日月みかづき
揺ゆれてます…

別わかれの手紙てがみ
自分じぶんに宛あてて
湖畔こはんの宿やどで
書かいてます
生うまれ変かわって
出直でなおすために
何なにか区切くぎりを
付つけたくて
旅路たびじのみずうみ
野尻湖のじりこは
眠ねむれないまま
夜明よあけです…