「HELP」の歌詞 永井真理子

みんな私わたしを ナルシスって 呼よぶの
一日いちにち 最低さいていでも 6時間ろくじかんは 鏡かがみの前まえ

朝あさ 目覚めざめたら いつも してるように (してるように)
鏡かがみの前まえに 立たって 見みてみると 何なにか変へん
何なんだろ?と 目めをこすり もう一度いちど (もう一度いちど)
変かわり果はてた 自分じぶんの顔かお
背中せなかでは マントが 揺ゆれてる Who? 頭あたまには 二ふたつの アンテナ立たち
そう 黒くろく光ひかる虫むし

どうなってるの? 頭あたまが パニックで
これじゃ 映画えいがよ 信しんじられないわ
助たすけて誰だれか!

隙間すきまを見みつけ まずは 部屋へやを出でる (部屋へやを出でる)
家族かぞくに知しらせ 早はやく 病院びょういんで 見みてもらおう
なのに 私わたしが視線しせん 送おくったら (送おくったら)
スプレー 持もって 追おいかけるよ
夜中よなかには 残飯ざんぱんをあさり Why? 昼間ひるまは静しずかに 罠わなをよけてゆく
そう 黒くろく光ひかる虫むし

どうなってるの? 心配しんぱいじゃないの?
警察けいさつ テレビや雑誌ざっし 呼よびかけて
捜さがして誰だれか!

町まちに 出でてみたら 噂うわさなの
いなくなった 人間にんげんのときの 私わたしの悪口わるぐち
次つぎ 目覚めざめたら 元もとの身体からだに
戻もどっていたけど 胸むね 切せつなく痛いたむ
そんなに私わたし 嫌きらわれてたの?
自分じぶんを 愛あいする意味いみ 間違まちがえてた
涙なみだが出でる…