「スイミング」の歌詞 深田恭子

水泳すいえいキャップ被かぶって
競きそい合あっていたよね
一番早いちばんはやいのは
誰だれだろう?って
小ちいさな膝ひざが並ならぶ
夕暮ゆうぐれのプールサイド
ビリにだけは
なりたくなかったの
ホイッスルが鳴なったら
世田谷せたがやの空そらに
歓声かんせいがのぼった
女おんなの子こは
比くらべられるのが
大だいキライなの
たとえ どんな
友ともだちとでも
ホメられてると 誰だれだって
みんなきれいに笑わらうのよ

国境線こっきょうせんの上うえを
飛行機ひこうきは越こえてゆく
大人おとなは現実げんじつで
競きそい合あってる
キリストの言いうことは
全部ぜんぶあたってるけど
実行じっこうするのは
むずかしいよね
人ひとにされたくないことは
人ひとにもしては
いけないから
女おんなの子こは
比くらべられるのが
一番いちばんキライ
たとえ
マリリン・モンロー
とでも
ホメてあげると
サボテンも
きっとスクスク育そだつのよ

歓声かんせいがのぼった
ビリになって泳およいでくる
子供こどもはテレながら
おなかが痛いたいフリしてた
空そらとわたしと友ともだちと
風かぜがプールに映うつってた