「月恋歌」の歌詞 熊谷育美

暗闇くらやみの中なかで手てを求もとめていた
森もりであなたに出会であった

月日つきひは流ながれ流ながれて
池いけのほとりで
あなたと出会であった

もう考かんがえることはないよ
ふたりでいればいい
もう怖こわがることもないよ
ふたりでいればいい

約束やくそくしようよ 指切ゆびきり 一緒いっしょね と
月つきにふたりの誓ちかいを捧ささげましょう
こころとこころが丸まるく重かさなれば
優やさしくなれることを知しった

別わかれた道みちの途中とちゅう 戻もどりたくなった
あなたの影かげを探さがした

もう どこにも行いかないから
やっぱり ふたりがいい
もう 不安ふあんにさせないから
やっぱり ふたりがいい

こんなに素直すなおな私わたしがいるのです
不思議ふしぎなほどに 愛いとしさ込こみ上あげてく
目めと目めが合あえば 言葉ことばはいらなかった
優やさしく髪かみを撫なでていてね

いつか別々べつべつの夜空よぞらに還かえることを
知しっているから 愛いとしさ増ますのでしょう
つないだ小指こゆびを忘わすれはしないでと
透すきとおる この月つきに祈いのるの