「虹のキオク」の歌詞 甲斐名都

雨あめあがりの空そら
高層こうそうビルの隙間埋すきまうめるような虹見上にじみあげて 一人ひとりと気付きづいた

携帯けいたいかざしてハシャいでる女おんなの子こは
胸むねの片隅かたすみに押おし込こめた あの日ひの私わたし

変かわりゆくものに怯おびえて 目めを閉とじたら
君きみの手ても失なくしてしまったの

今いまをまっすぐに 心こころまっすぐに いつかの後悔こうかいも共ともに行ゆこう
もっと輝かがやける私わたしを見みつけて また会あいたいから
駆かけるよ 虹にじの下した

期待きたいした「明日あした」は 今日きょうになってもまだ
変かわり映ばえのない顔かおして 私わたしを急せかす

壁際かべぎわカレンダー 暑あつい季節きせつのまま
あの約束やくそくなどもう 君きみは忘わすれてしまっているかなあ

メグリアッテ スレチガッテ それでも誰だれかを愛あいする意味いみを…

心震こころふるわせて 足あしを止とめないで
私わたしを突つき動うごかす遠とおい記憶きおく
もう逃にげたくない 弱よわいままでいい
裸はだかの自分じぶんですべて受うけ止とめながら

今いまをまっすぐに 心こころまっすぐに いつかの後悔こうかいも共ともに生いきよう
君きみがいる世界せかいに生うまれてきた奇跡抱きせきだきしめて
ほら踏ふみ出だせるよ 二度にどとないこの時間ときを まだ知しらない明日あしたの空そらへ