「プロローグ」の歌詞 真鍋和(藤東知夏)

襟足吹えりあしふき抜ぬける 1秒いちびょうごと冷つめたくなる風かぜ
蜻蛉ともたちの羽音はおと 金木犀きんもくせいの香かおり

こんな日ひの暮くれ時どきには 淋さびしく誰だれか想おもいたい
なんてね 空そらがね 透すき通とおるから、素直すなおになるよ

私わたしは今いまどのあたり?
小説しょうせつとしたら何なんページ目めあたり?
まだまだプロローグ 恋こいにさえ出会であう前まえだし
“大好だいすき”を追おいかければいい?
“楽たのしい”を信しんじてゆけばいい?
茜色あかねいろに染そまる 希望きぼうだけ深呼吸しんこきゅうした

銀杏いちょうの並木道なみきみち 枯葉かれはまとい冬ふゆを待まつ地球ほし
長ながく続つづく影かげ ほの甘あまいココアの味あじ

こんな日ひの暮くれ時どきには 優やさしく誰だれか守まもりたい
なんてね 願ねがうのは 強つよさじゃない、弱よわいからかも

私わたしは今いまどのあたり?
歌うたうとしたら何なんフレーズ目めあたり?
つたないメロディ 勇気ゆうきの言葉探ことばさがしてる
不安ふあんなら打うち消けせばいい?
涙なみだは何度なんどでも拭ぬぐえばいい?
紺碧こんぺきに光ひかる 流星りゅうせいに手てを伸のばした

私わたしは今いまどのあたり?
小説しょうせつとしたら何なんページ目めあたり?
まだまだプロローグ 恋こいにさえ出会であう前まえだし
“大好だいすき”を追おいかければいい?
“楽たのしい”を信しんじてゆけばいい?
茜色あかねいろに染そまる 希望きぼうだけ深呼吸しんこきゅうした
胸むねいっぱい深呼吸しんこきゅうした