「やさしい手」の歌詞 矢井田瞳

曖昧あいまいな言葉ことばを並ならべては強つよがってた 若わかい日々ひび
そんな私あたしにサヨナラと誓ちかった夕暮ゆうぐれに あなたが大おおきく見みえた

もっともっと掴つかんで 離はなさないでね
一人ひとりきりじゃないこと 教おしえてくれたの
例たとえようとするけど クレヨンにも無ない色いろ
救すくってくれたその手て 空そらより深ふかい匂におい

価値かち 責任せきにん 衝動しょうどう 心こころを動うごかすのは何なに? 迷まよう時ときも
求もとめる手てたぐりよせる そもままでいいよと あなたの強つよさが愛いとおしい

もっともっと深ふかくまで 私あたしを変かえて
その胸むねに寄より添そえば 溶とけてしまいそうなほど
温あたたかい声こえが今いま 哀かなしみをほどいていく
連つれ去さってくれるその手て 溢あふれる 広ひろい道みちへ

さぁ 庭にわに咲さいた花はなをこっちへ 渡わたして
予期よきせぬ未来みらいにも 光ひかりをかざして

もっともっと掴つかんで 忘わすれないでね
一人ひとりきりじゃないこと 見みつめていたいから
守まもるものひとつだけ 絶たやさない笑顔えがおで
救すくってくれたその手てを ぬくもりを 離はなさない