「モノクロレター」の歌詞 矢井田瞳

元気げんきで暮くらしていますか 風邪かぜなど引ひいていませんか
新あたらしいギターが来きました 気きが向むいたら弾ひきにでもおいで

あれから私わたしは一度いちども写真しゃしんを開ひらいた事ことはない
透明とうめいな笑顔えがおはそのまま 色褪いろあせない 静しずかに

もし今いまの私あたしとあなたならば
深ふかい夜よるを乗のり越こえただろう

さらさらと手てを振ふった
引ひき返かえす道みちはなかった
白しろい雲くもの隙間すきまから
鳥とりが自由じゆうに飛とんだ

無力むりょくさを棚たなに上あげては 空そらの青あおさを憎にくんだり
どこまでも優やさしいあなたが頼たよりなく思おもえた

戻もどらない景色けしきが一ひとつ また一ひとつ
目めを閉とじれば溢あふれてくけど

さらさらと手てを振ふった
帰かえることないこの場所ばしょから
街明まちあかり そのどこか
あなたの幸しあわせを願ねがう
哀かなしみも 愛あいせたなら
叶かなわないものはないわ

さよならが教おしえてくれた
生うまれたばかりの気持きもちで
続つづいていく青あおい空そらに
何度なんどでも終おわりを告つげるから
街明まちあかり そのどこか
あなたは幸しあわせでいて

元気げんきで暮くらしていますか この唄うたが聴きこえていますか