「うず」の歌詞 矢野真紀

なんだかねむいっす おまけに
うっすらすきっぱらっす
そうだ 昨日買きのうかっといた
出来合できあいのミートラビオリ
レンジにかけましょう
四よつん這ばいで横着おうちゃくして
ダイヤル回まわして、夢ゆめを託たくして

そうそう、この感かんじ
もっと廻まわってみせてよ電子でんしの波押なみおし寄よせる熱あついステージ
これぞまさにタイムマシーンの様よう 軽かるく廻まわって時ときをごまかし
マヌケな私わたしをトリップ……トリップさせる

アメリカ模様もようのタオルは
何なんだか気安きやすくて好すき
お気きに入いりなので今日きょうも
洗あらうっす 洗濯機せんたくきってば
いやに得意気とくいげ
あんまし頑張がんばり過すぎないで
星ほしがいくつも見みえてきちゃうよ

そうそう、この感かんじ
もっと廻まわってみせてよキラキラと舞まう泡あわのくず 広ひろい宇宙うちゅう
感情かんじょうなど無ないくせにまるで考かんがえてる様ような動うごきをして
キマジメなあなた私わたしだけのCシー-3POスリーピーオー

消きえないで、消けしたいの? このままで、このままは嫌いや
気持きもちいの、感かんじたいの、只廻ただまわってく時ときのうずを

ああもう、又またやってしまった私わたしとした事ことが
何なにかにつけて四角しかくて丸まるいお口くちに
逃にげたくなる、隠かくれたくなる 全すべてをしまい込こみたくなる
誠実せいじつなパートナーあなたに首くびったけなの

ぐるぐると廻まわってちょうだい
私わたしを今夜こんやも満みたしてちょうだい
終おわり迄休までやすまないで
この時ときを止とめないでちょうだい
あなたの無償むしょうの優やさしさだけが
私わたしを愛撫あいするのだから……