「乾いた花」の歌詞 石橋凌

都会とかいの風かぜに 吹ふかれ お前まえは
乾かわいた花はなに姿すがたを変かえた
暗くらい倉庫そうこに 静しずかに眠ねむる
青あおく輝かがやくマネキンの様よう

あーあ 乾かわいた花はな

スーツケースに 溢あふれた明日あした
今いまではどこへ消きえ失うせたのか
ここじゃ誰だれもが 目めには見みえない
レールの上うえを歩あるかされてる

あーあ 乾かわいた花はな あーあ 乾かわいた花はな
夢ゆめも 見栄みえもしなびた花はな

都会とかいの雨あめに 打うたれ お前まえは
歪ゆがんだ顔かおをガラスに映うつす
愛あいを細こまかく ばらまきすぎて
残のこったものは偽いつわりのキス

あーあ 乾かわいた花はな

誰だれが呼よぶのか 心こころのスラム
這はい出だせなくて身みを揺ゆらすだけ
そして生うまれた 町まちに向むかって
頭あたまを垂たれて涙なみだを流ながす

あーあ 乾かわいた花はな あーあ 乾かわいた花はな
あーあ 乾かわいた花はな あーあ 乾かわいた花はな
夢ゆめも 見栄みえもしなびた花はな

あーあ 乾かわいた花はな あーあ 乾かわいた花はな
あーあ 乾かわいた花はな 夢ゆめも 見栄みえもしなびた花はな