「つたえたいコトバ」の歌詞 秦基博

妄想もうそうの中なかの君きみのしぐさに ベッドの上うえ 悶もだえる
グルグル シーツにくるまって サナギのような僕ぼくが蠢うごめく

どうしようもなくて 眠ねむることにして
余計よけいに目めが覚さめて 天井てんじょうに話はなしかける
「この胸苦むねくるしいよ モヤモヤはもう嫌いやだよ」
電話でんわを握にぎりしめた 金曜日きんようびのこと

臆病おくびょうな風かぜよ お願ねがい 見逃みのがしてください
君きみに伝つたえたい言葉ことばは もう ここまで出でてきているのに

プルプルルと聞きこえる耳元みみもとが 熱あつく燃もえて 脈打みゃくうってる
キリキリ か弱よわいこの胃腸いちょうが たまらず悲鳴上ひめいあげている

とうにキャパは超こえて 分わけわからなくなって
やっぱりダメ無理むりだって 幽体離脱寸前ゆうたいりだつすんぜん
この胸むねキュンと鳴なる「もしもし」と君きみの声こえ
静しずかに電話でんわを切きりました 土曜日どようびのこと

臆病おくびょうな僕ぼくを お願ねがい 許ゆるして下ください
もう 自分じぶんでも嫌いやになるんだよ どうしたらいいんでしょう?
この体からだ 抜ぬけ殻がらの様ように置おき去ざりにしても
君きみのとこまで 飛とんで行いきたい気持きもち 持もち合あわせてるのに

臆病おくびょうな風かぜよ お願ねがい 見逃みのがしてください
もう この気持きもち破裂はれつしそうなの どうにかなりそうだよ
声こえにすれば 宇宙うちゅうの果はてに届とどきそうなほど
君きみに伝つたえたい言葉ことばは 「君きみの事こと 好すきなんだ」ってこと