「アネモネ」の歌詞 笹川美和

あなたがここに来くるだけで
あたしは、女おんなの子こなんだって思おもい知しるの

背せの高たかいあなたの顔かおを
見上みあげるだけで胸むねは高鳴たかなるの
あたしこのまま恋こいに落おちる
そしてあなたに揺ゆれて

アネモネの様ように
あたしも揺ゆれて
足あしを踏ふみはずしたとしても
あなただけは離はなせないの

あなたが横よこに居いるだけで
あたしは、女おんなの子こなんだって思おもい知しるの

寒さむいねって言いわれるだけで
からだがこんなに熱あつくなるの
あたしあなたに溺おぼれてゆく
そしてあなたに揺ゆれて

アネモネの様ように
あたしも揺ゆれて
心踏こころふみにじられたとしても
この恋こいだけは譲ゆずれないの

あなたに触ふれたい衝動しょうどうを抑おさえることが
こんなに難むずかしいなんて知しらなかった

お願ねがい
あなたからあたしに触ふれてよ
お願ねがい
低ひくい声こえでささやいてみせてよ

そうでもしなきゃ何なにも変かわらないの
それとも何なにも変かえたくはないの?
こんなにあたし揺ゆれ続つづけているのに
揺ゆらし続つづけて
揺ゆらし続つづけてよ

アネモネ揺ゆれて
あたしも揺ゆれて
光ひかりも揺ゆれて
影かげも揺ゆれて
たとえ結むすばれぬ恋こいだとしても
この恋こいだけは忘わすれないの