「イワンのばか'07」の歌詞 筋肉少女帯

三年殺さんねんごろしを知しってるかい? ロシアのサンボの裏技うらわざさ
三年限さんねんかぎりの命いのちだぜ ポルカを踊おどる暇ひまもない
イワンが技わざをかけられて サラバとオレにつぶやいた
あれから季節きせつはめぐりゆき 確たしかに昨日きのうで三年目さんねんめ

楽たのしんでも苦くるしんでも 三年さんねんの日ひは流ながれてゆく
イワンの奴やつは前者ぜんしゃを選えらんだのさ イワンのばか!

短みじかい命いのちと知しってから イワンは生いきた自堕落じだらくに
貧まずしい子供こどもを次々つぎつぎと 安やすい値段ねだんで引ひき取とった
イワンの奴やつめを先頭せんとうに いつしか子供こどもの行列ぎょうれつさ
彼かれらは歩あるくよ真まっすぐに シベリア鉄道てつどうも真まっすぐだ

平原越へいげんこえて樹海じゅかいへ ツンドラの白夜びゃくやの森もり
イワンは子供こどもに この世よの裏うらを教おしえた イワンのばか!

短みじかい命いのちと知しった子供こどもたちは毒どくを飲のみ次々つぎつぎと死しんでいった
しかしイワンだけは死しぬことが出来できなかった
短みじかい命いのちと知しっていながら彼かれは死しぬ事ことすら出来できなかったのだ
さらにイワンのばか!

ツンドラの大地だいちに 子供達こどもたちを埋うめて行ゆく
屍しかばねは冷つめたく イワンを見みてる

イワンのばか!