「ガーゼ」の歌詞 藍坊主

生いきて死しんでゆく 僕ぼくたちはどこへゆく
シリウスもカノウプスも 今日きょうはやけに眩まぶしい気きがするよ
僕ぼくの輝かがやきは 電球でんきゅうの光ひかりのよう
強引ごういんで嘘うそつきで 落おとせば弾はじけてしまう

六畳一間ろくじょうひとまの暗くらがりの中なか 背中せなかを丸まるめてふさぎこむ
モゾモゾと羽はねのない虫むしさえも もがいてるのに

そっと そっと こぼれないように
栓せんをキュッと差さし込こんでも
そっと そっと あふれてゆく
ため息いきにのって

空そらが0.3れいてんさんセンチ位くらいずれている
僕ぼくが持もつアンテナは今日きょうも調子ちょうしが悪わるかった

やめたはずのタバコに手てを伸のばす 懐なつかしくて湿気しけた味あじだなぁ
冷さめたお湯ゆにつかっているようだ ゆるり ゆるり

そっと そっと こぼれないように
栓せんをキュッと差さし込こんでも
そっと そっと あふれてゆく
ため息いきにのって

湯気ゆげにむせながら ラーメンをすすったら
はなみずと一緒いっしょに 悲かなしみも少すこしでた
静寂せいじゃく 優やさしい 包つつまれてく

そっと そっと こぼれないように
栓せんをキュッと差さし込こんでも
そっと そっと あふれてゆく
ため息いきにのって

もっと もっと もっと もっと もっと もっと、