「スタンドバイミー」の歌詞 藍坊主

誰だれもいない、野球場やきゅうじょう、芝しばの中なか、ある白球はっきゅう
マウンドで、振ふりかぶって、おもいきり、おもいきり、投なげるストレート

スタンドバイミー、拾ひろった、汚よごれてる白球はっきゅうは
スタンドバイミー、宙舞ちゅうまって、初はじめてボールになった
スタンドバイミー、僕ぼくのどうしようもないモヤモヤは
スタンドバイミー、あなたがいるから想おもいになった

ハエが飛とぶ、ゴミ捨すて場ば、錆付さびついた、古ふるいギター
ステージで、振ふりかぶって、おもいきり、おもいきり、鳴ならすストローク

スタンドバイミー、誰だれかが捨すてた燃もえないゴミは
スタンドバイミー、心燃こころもやす音おとになってた
スタンドバイミー、僕ぼくの臆病おくびょうな劣等感れっとうかんは
スタンドバイミー、あなたがいるから生いきてる意味いみになった

蒸むし暑あつい、映画館えいがかん、『すべて』という、映画えいがを見みた
スタッフロールが、輝かがやいてる、すべてがそうあるための、永ながいエンドロール

スタンドバイミー、『単純たんじゅんな日々ひび』という映画えいがでも
スタンドバイミー、最後さいごの最後さいごまで見みたくなった
スタンドバイミー、僕ぼくは僕ぼくであって良よかった
スタンドバイミー、本当ほんとうに、あなたと出会であえて良よかった

スタンドバイミー……