「Final Finale」の歌詞 藤井尚之

君きみを抱だいて 不覚ふかくにも涙なみだぐむ
霧雨きりさめのせいにして
拳こぶしでそっと瞼まぶたをこすっても
多分気付たぶんきづいてるね

君きみのすべて 乳房ちぶさの黒子ほくろさえも
昨日きのうまで意味いみもなく
俺おれだけのものと信しんじていたけど
別わかれは突然とつぜんさ

俺おれの魂たましいを
揺ゆさぶる君きみのため息いきが
衣擦きぬずれのように切せつなげに
盛もり上あげる Final finale

君きみにこれで 何度言なんどいわせただろう
さよならの一言ひとことを
遊あそびがバレるたび 冗談じょうだんめいて
言いい訳わけしてきたね

君きみに取とれば 俺おれは懲こりない奴やつさ
いつだって戻もどれると
高たかを括くくり 君きみを淋さびしがらせた
後悔こうかいしているよ

きっといつまでも今夜こんやのことは忘わすれない
カーテンコールはもうないね
ステージは Final finale

きっといつまでも
今夜こんやのことは忘わすれない
誰だれよりも君きみを愛あいしてた
俺おれなりに Final finale

長ながいキスは 共ともに暮くらした名残なごり
想おもい出でが一滴ひとしずく
重かさねた唇くちびるから零こぼれてゆく
君きみにありがとうと

きっといつまでも
今夜こんやのことは忘わすれない
出来できれば最後さいごはデュエットで
華はなやかに Final finale

きっといつまでも
今夜こんやのことは忘わすれない
祈いのってる 君きみの幸福こうふくを
たった今いま Final finale