「シジン葬る世界」の歌詞 赤飯

「揺ゆれる木々きぎの
隙間すきまから零こぼれた
光ひかりを集あつめるような
純粋じゅんすいな日々ひび
散文的さんぶんてきに過すぎた時間じかんが
首くびを絞しめる真綿まわたなら
それは不可抗力ふかこうりょく」

もとめる
有ゆうを無むに変かえる
くだらない
是これ。シジンごっこ。

裂さけた世界せかいから
僕ぼくのシが湧わき上あがる
裂さけた内部ないぶから
赤黒あかぐろく湧わき上あがる

うわべのことば
それが無むの暴力ぼうりょく

「揺ゆれるカーテン 隙間すきま 光ひかりに
土下座どげざをしてた負まけ犬いぬ
祈いのり すがるように
揺ゆれるカーテン 隙間すきま 陽ひは落おち
全すべてに見みはなされ
憐あわれ 愚おろか 無力むりょく」

はじまる
有ゆうを無むに変かえる
くだらない
是これ。シジンごっこ。

裂さけた口唇くちびるから
君きみのシが降ふり注そそぐ
裂さけた胸むねめがけ
幾千いくせんも降ふり注そそぐ

「シジンをシジンたらしめる
シを求もとめることはすなわち
破滅はめつを求もとめることに
他ほかならないわけで
君きみを失うしなった悲かなしみを
シで埋うめようとする僕ぼくは
シジンになりたい
シジンなわけで
あーだこーだと御託ごたくを並ならべ
鮮烈せんれつな妄想もうそうにとり憑つかれ
自分じぶんを責せめたり護まもったり
結局何けっきょくなにも得えられない
変かえられない
無力むりょくなシジンなわけです」

くりかえす
有ゆうを無むに変かえる
くだらない
是これ。シジンごっこ。

裂さけた世界せかいから
僕ぼくのシが湧わき上あがる
裂さけた内部ないぶから
赤黒あかぐろく湧わき上あがる

捧ささげる僕ぼくの止やまぬシ
愛いとしい君きみに捧ささげるシ

おわりだ。おわりだ。
おわりだ。シジンごっこ。
おわりだ。おわりだ。
おわりだ。シジンごっこ。