「見習いハーデス」の歌詞 赤飯

赤黒あかぐろい月つきよ 煌々こうこうと照てらせ
煩悩ぼんのうに溺おぼれてく 僕ぼくの醜みにくい顔かおを
笑わらえない話はなしさ 聞きいておくれよ
空蝉うつせみの少女しょうじょに 恋こいをしたんだ

I LOVE YOU
忘わすれない

髑髏しゃれこうべむき出だしで 手てを繋つなぎ
ゆらゆらとゆらゆらと 踊おどりたい
何踊なにおどろうか なんでもいいよ
あどけない顔かお 夜よよ明あけないで

人間にんげんとして生うまれ 幾年いくねんか経たった頃ころ
軽かるい過あやまち引ひきずって 首くびを落おとしてしまいました
審判しんぱんは下くだされた 死神しにがみになって
「俗世ぞくせで恋こいした女おんなを殺ころしに行ゆけ!」

墓まくの下した 二人ふたりきり 手てを繋つなぎ
ゆらゆらとゆらゆらと 歩あるきたい
どこへ行ゆこうか どこでもいいよ
君きみが望のぞむなら此岸しがんでも行ゆこう

怖こわがらないで 命取いのちとるわけじゃない
ああ僕ぼくの顔かお こんなんになってりゃ怖こわいかな…

髑髏しゃれこうべむき出だしで 手てを繋つなぎ
ゆらゆらとゆらゆらと 踊おどりたい
錆さびた大鎌おおがま 命取いのちとれずに
可哀想かわいそうだが ここでさようなら
未熟みじゅくなままで 死しんだ少年しょうねんは
未熟みじゅくなままで 死神しにがみも消きえ