「Bouquet」の歌詞 辛島美登里

どんなに時ときが経たっても
忘わすれられない人ひとがいる
どんなに愛あいする人ひとにさえ
秘密ひみつにしておきたいことがある

春はるには 桜さくらが咲さいて
並木なみきを 自転車じてんしゃこいで
子猫こねこを 育そだてていたね、そんなあの日ひにさよなら

ありがとうでいっぱい
あなたを好すきになって
大事だいじなものは決けっして放はなしちゃいけないと、知しった
この街まちで会あえたこと
あなたと生いきた日々ひびを
心こころの中なかで 私わたし
ずっと ずっと ずっと … 誇ほこりにする

二人ふたりが 何年なんねんかたって
どこかで もしも会あったら
もいちど 昔むかしみたいに 歩あるけるかしら、となりを

ありがとうでいっぱい
あなたへできなかった
やさしさを あの人ひとに 注そそいで生いきてゆきたい
どこにでもあるような
幸しあわせが欲ほしかった
この運命みちを選えらんだの
そして そして そして … 結婚けっこんする

扉とびらが開ひらく 白しろいBouquet 元気げんきに空そらに投なげたのは
すぐ近ちかくに あなたがいる 気きがしたから

ありがとうでいっぱい
あなたを好すきになって
大事だいじなものは決けっして放はなしちゃいけないと、知しった
どんなに時ときが経たっても
あなたと生いきた日々ひびを
心こころの中なかで 私わたし
ずっと ずっと ずっと … 忘わすれない