「エーアイ」の歌詞 近藤晃央

見みたものを見みえないふりをして
窮屈きゅうくつなのに「隙間すきまがまぁ広ひろい」
悪わるいのは誰だれ?なんて問とい質ただすのに、答こたえる術すべは「自答じとう」しかない
"Happy!"なんて浮うかれても結局けっきょくさ、プラスにマイナスは付つき物もので
ただ不幸ふこうを感かんじない時間じかんも「幸しあわせ」と呼よべるかも分わからずに

嫌味いやみを言いえば切きりがない こんな世界せかいで出逢であってしまった
大切たいせつな人ひとはきっとそう 水みずのない場所ばしょに咲さいた花はな
「嫌きらい」を知しれば「好すき」知しる 操あやつられた相対性理論そうたいせいりろん
ただそれ等らも救すくえる「居場所いばしょ」をこの世界せかいは創つくっていた

たとえ他人たにんに「ふっ」と笑わらわれてもいいや
君きみが居いてくれるなら僕ぼくは「それがいい」んだ
足たりないものだって欲ほしいものだって
ここにあるものだって全部君ぜんぶきみなんだ

出来できないままを正当化せいとうかするほど上手じょうずに生いきられちゃうのは本能ほんのう?
遠回とおまわりしないように、と見定みさだめるように歩あるかないまま
何なにも出来できないたびに「何なにも失うしなわずに済すんだ」を手てに入いれ
何なにも出来できないたびに「出逢であうべきもの」を失うしなっていくんだろう

「何なにもしなきゃ傷きずつかない」話はなす度たびに自分じぶんを傷きずつけた
すべて悲観ひかんしてしまうほど 出逢であったのは哀かなしみだけじゃない
たった1つ何なにか違ちがえば たった1人失ひとりうしなっていた
その代かわりに得ええたものなど 想像そうぞうもしたくないんだよ

たとえ他人たにんに「ふっ」と笑わらわれてもいいや
君きみが居いてくれるなら僕ぼくは「それがいい」んだ
変かわらないのは嫌いや。でもこのままがいいや
「君きみと変かわらない」為ために僕ぼくは変かわれるんだ

嫌きらいなものを いつもいつも「嫌きらい」と漏もらすより
好すきなものを いつもいつも「好すき」と言いえたら
その方ほうが僕ぼくら ずっとずっと幸しあわせなんだ
他人たにんに笑わらわれるくらい笑わらい合あっていよう

たとえ他人たにんに「ふっ」と笑わらわれてもいいや
君きみが居いてくれるなら僕ぼくは「それがいい」んだ
足たりないものだって欲ほしいものだって
ここにあるものだって全部君ぜんぶきみなんだ

僕ぼくに尋たずねる
僕ぼくは答こたえる
君ぼくが居いてくれるなら僕ぼくは「それがいい」んだ