「Analog Fighter」の歌詞 鈴村健一

笑わらい転ころげるほど観みたTVテレビも
今いまや全部ぜんぶおんなじに見みえてきた あれは誰だれだ?

「必要ひつようない」そんな意地いじを張はって
「スマートフォン興味きょうみなし」
なのに横目よこめで チラリ

積つみ重かさねた日々ひび 生いき様ざま 未来図みらいず
そのすべてが急きゅうに足枷あしかせみたいにからまった
置おいてくな!ここにいる!まてよ!

まけるな! Analog Fighter!
さびついたbody 0ぜろと1いちの大海原おおうなばらでバタフライ
ジタバタしてりゃ誰だれか気きづくから無駄死むだじにはしない
変かわりゆく時代じだいに求もとめられるものとはなんだ?
指先一ゆびさきひとつでなんでもできる世界せかいでも
押おすか押おさないか 決きめるのは人ひとだ そうだろう?

このところ涙腺弱るいせんよわくなって
イントロ四小節よんしょうせつくらいでもう涙なみだ ホロリ

遠とおい昔むかしたった一度いちどだけ
泣ないてた親父おやじ 想おもい出だして またも ホロリ

愛あいを歌うたうsinger 夕焼ゆうやけ 排気はいきガス
そのすべてが急きゅうに自分じぶんの記憶きおくをつっついて
もどりたいあの日ひに だけど

目覚めざめよ! Analog Fighter!
いつものmorning 準備運動じゅんびうんどうして大海原おおうなばらを背泳せおよぎで
バタ足あししてりゃほんのちょっぴりだって前まえに進すすむもんだ
変かわりゆく時代じだいをさあこの目めに焼やき付つけるんだ
分厚ぶあつくなった心こころの壁かべ のぞき穴あなを
まぶしくたってそらさないでいまをみつめろ

そらいけ! Analog Fighter!
トビウオのように べたなぎの大海原飛沫おおうなばらしぶきあげて
潜もぐって飛とんで 繰くり返かえしながら 泳およいでいきゃいい
変かわりゆく時代じだいの背中せなかをほらそっと押おすんだ
いぶし銀ぎんなんて言いえる代物しろものじゃないけれど
このポンコツを未来創みらいつくるために使つかってよ