「あなたに会えば」の歌詞 風味堂

小ちいさな窓まどから見上みあげた空そらは
まるで他人事ひとごとみたいに青あおくて
閉とざされた部屋へやで曇くもった僕ぼくの
ため息いきで汚よごしてみたくなった

今日きょうも難解なんかいな問題もんだいでパズルは
優柔不断ゆうじゅうふだんな僕ぼくを取とり残のこし
人ひとごみの雑音ざつおんはないけれど
その分孤独ぶんこどくで寂さみしくなった

ここで解答かいとうなんて探さがせやしない
ましてどこにあるかなんて知しらない
ただ ただあなたのもとへ
僕ぼくは走はしるだけ

なぜだろう あなたに会あえば
何なにかが変かわるような気きがするよ
分わからないことだらけの世界せかいで
それだけははっきり感かんじられる

あなたが笑わらい そして時ときに泣なき
いつでも僕ぼくに教おしえてくれるよ
正ただしいことよりも大事だいじなこと
そのために僕ぼくが“うた”を歌うたうこと

ラララ… この想おもいは加速かそくする

今日きょうも曖昧あいまいな調子ちょうしでテレビは
半信半疑はんしんはんぎな僕ぼくを振ふり回まわし
人並ひとなみの雑学ざつがくもないくせに
それを誰だれかと話はなしたくなった

ここに真実しんじつなんてあるはずもない
むしろどこにもないのかもしれない
ただ ただあなたのもとへ
僕ぼくは走はしるだけ

なぜだろう あなたに会あえば
何なにかが変かわるような気きがするよ
分わからないことだらけの世界せかいで
それだけはしっかり信しんじられる

あなたが笑わらい そして時ときに泣なき
いつでも僕ぼくに教おしえてくれるよ
本当ほんとのことよりも確たしかなこと
そのために僕ぼくが“うた”を歌うたうこと

ラララ… この想おもいは加速かそくする

この想おもいに形かたちはないけれど
れっきとした名前なまえはないけれど
心こころの奥おくに強つよく抱だきしめて
眩まぶしく光ひかるライトが照てらす
あの場所ばしょへ

ラララ… この想おもいは加速かそくする
ラララ… この想おもいがあなたに届とどくまで