「二十年後の恋」の歌詞 馬場俊英

腕うでを組くんだり 手てをつないだり
どんなタイミングですればいいのか忘わすれたよ

ふたりだけの夜よるに ママじゃおかしいから
名前なまえで呼よべば なんだか照てれくさいね

久ひさしぶりに 助手席じょしゅせきに乗のりなよ
昔むかし アパートの前まえで こんなふうに君きみを乗のせた

Oh, Take Me Back 港みなとの灯あかりが
遠とおくに揺ゆれて見みえる 首都高速しゅとこうそくをすべりながら
I'll Take You There 街並まちなみは変かわったけれど
僕ぼくたちは もっと変かわったね

子供こどもたちは今頃いまごろ どうしているだろう
夢ゆめを見みてるかな もう おばあちゃんの胸むねで

こんな未来みらいがいつか 来くるかも知しれないと
話はなしていたのが まだ この間あいだのようさ

髪かみを整ととのえ 洋服ようふくを選えらんで
景色けしきのあるテーブルに ローソクを灯ともしたら

Oh, Take Me Back 二十歳はたちの君きみと僕ぼく
そしてやがて三十代さんじゅうだい あっという間まにそれも終おわって
I'll Take You There 時ときが行ゆき 歳としを取とるのも
素敵すてきだね 君きみがいるのなら

Uh 胸むねを焦こがす情熱じょうねつは消きえても
ここにある 静しずかな想おもいを 信しんじてる

Oh, Take Me Back 港みなとを出でて行いく
明あかりのひとつひとつが 胸むねにしまった思おもい出でのようで
I'll Take You There 涙なみだがこぼれそうだよ
君きみの手てを 握にぎりしめながら