「ほんとのきもち」の歌詞 高橋優

階段かいだんの片隅かたすみに座すわりうずくまるあの人ひとに何なにがあったんだろう? 一体何いったいなにを見みて来きたんだろう?
人混ひとごみの中なかで睨にらみ合あう男女だんじょの間あいだに何なにが起おこったの? 一体いったいどんな事情じじょうがあったんだろう?

いつか僕ぼくを呼よび出だした先生せんせいが怒鳴どなってたその真意しんいはどんなだったろう? 一体僕いったいぼくは何なにをしたんだろう?
目めの前まえで満面まんめんの笑えみを浮うかべて握手あくしゅしてるこの人ひとは誰だれだろう? 僕ぼくは今いまどこで何なにをしてんだろう?

ことの真相しんそうは何なにも分わかってるようで分わからない それでもどうにか生いきていかなくちゃならない
知しったかぶりなんて出来できない でも知しりたいこともあまりない
ただ一ひとつ確たしかなのは僕ぼくの気持きもち 「君きみが好すき」

いつか食たべたパスタの上うえにのっかってた具材ぐざいは何なんだったんだろう? 一体僕いったいぼくは何なにを食たべたんだろう?
いつからか続つづいてる戦争せんそうの果はてにどんなことが待まっているんだろう? そして僕ぼくに何なにが出来できるんだろう?

ことの真相しんそうは何なにも知しっているようで知しり得えない それでもどうにか歩あるいていかなくちゃならない
疑うたがってばかりいられない でも信しんじれるものも少すくない
ただ一ひとつ確たしかなのは今いまこのとき 「誰だれが好すき?」

その声こえをからしてまで その命削いのちけずらしてまで 見みつけ出だしたいものがまだこの世よのどっかにあって
それが何なんであれ試行錯誤しこうさくごし傷きずつけ癒いやしあう僕ぼくらの今日きょう

テレビの中なかで怒鳴どなり合あっているあの人ひとたちに何なにがあったの? 一体いったいどんな事情じじょうがあったんだろう?
少すこし気きまずくなっていた友達ともだちに今電話いまでんわしたら何なにを言いわれるだろう? そして僕ぼくは何なんて言ゆうんだろう?

チャンネルを変かえたら不気味ぶきみに笑わらう人ひとたち何なにが可笑おかしいんだろう?
僕ぼくらは何なにを怖こわがっているんだろう?

あのとき君きみがくれたkissにはどんな想おもいが隠かくされていたの?
今君いまきみはどこで何なにをしてんだろう?

ことの真相しんそうは何なにも知しっているようで知しり得えない それでもどうにかこうにか生いきていかなきゃならない
疑うたがってばかりいられない でも信しんじれるものも少すくない
ただ一ひとつ確たしかなのは僕ぼくの気持きもち
君きみのその声聞こえきかしてよ 信しんじれるものがそこにあるよ
ただ一ひとつ確たしかなのは今いまこのとき 「君きみが好すき」