「友へ」の歌詞 高橋優

悩なやみながら打うった 長ながい長ながいEメール
急きゅうに照てれくさくなって 送信そうしんボタンを押おせなかった

伝つたえたいことは 他愛たあいも無ないことさ
そんなことを伝つたえるのにも 時間じかんがかかるんだ僕ぼくは

辛つらいことが起おこった後あとも 僕ぼくは僕ぼくでしかなかった
独ひとりぼっちの君きみを救すくい出だす 言葉ことばなんて見付みつけられなかった

忘わすれられぬ過去かこ 数かぞえ切きれぬ傷きず
全すべて背負せおって生いきてくんだろ僕ぼくら
ざわめく街まちん中なかで 行ゆき交かう人ひとん中なかで
涙なみださえそのままに

独ひとりぼっちの君きみと 独ひとりぼっちの僕ぼく
二人ふたりの間あいだから零こぼれ落おちた あの笑顔えがおをもう一度いちど

悲かなしみに耽ふけって 泣なきじゃくるもいい
気きが済すむまで 隣となりで待まってるから
肩かたの力抜ちからぬいて 深ふかく呼吸こきゅうして
自分じぶんを責せめることだけはしないで?

忘わすれられぬ過去かこ 数かぞえ切きれぬ傷きず
全すべて背負せおって生いきてくしかないから
ざわめく街まちん中なかで 行ゆき交かう人ひとん中なかで
涙なみださえそのままに

いつかはその涙なみだが夜空よぞらの星ほしに変かわって
君きみを照てらすんだから