「曖昧で贅沢な欲望」の歌詞 黒木メイサ

もうあの日ひからどれくらい経たったかな
カレンダー見みれば思おもい出だす程度ていど
味気あじけないもの
If寂さびしさに慣なれてゆくことで
人ひとは強つよくなれるのなら
弱よわい方ほうが幸しあわせ?

くだらない考かんがえが溢あふれ
収おさまらなそうな感情かんじょうの乱みだれ
かまって欲ほしいんじゃなくて
理解りかいが欲ほしいわけでもないなら
What do I want?

わかってる
それは手てに入いれたくても
未いまだ届とどかないもの
So secretly
誰だれにだってあるはずの
曖昧あいまいで贅沢ぜいたくな欲望よくぼう

スキダヨなんてそこら中なかに転ころがってて
つまずきそうになるよ
寄より添そいたいだけなのに

ひとりでいるのは嫌いやで
他ほかの「誰だれか」じゃ何なにか違ちがって
いちばん伝つたえたい人ひとには届とどかないの
言葉ことばはいつもそんなもの

わかってる
それは握にぎった指ゆびの隙間すきまから
すり抜ぬけてしまう
So secretly
誰だれにだってあるはずの
曖昧あいまいで贅沢ぜいたくな欲望よくぼう

たぶん人ひとそれぞれ違ちがうだろうけど
心こころの奥おくにeveryone is hiding secretly
とりとめもなく膨ふくらんでゆく願望がんぼう

わかってる
それは手てに入いれたくても
未いまだ届とどかないもの
So secretly
誰だれにだってあるはずの
曖昧あいまいで贅沢ぜいたくな欲望よくぼう

それはきっと
誰だれにだってあるはずの
曖昧あいまいで贅沢ぜいたくな欲望よくぼう
掴つかむとこぼれ落おちる、するりと