「さいごの戀」の歌詞 ALI PROJECT

わたしを映うつした
綺麗きれいな眸ひとみを
胸むねの奥おくに広ひろがる
無常むじょうの夜空よぞらに掛かけ

月つきの玉座ぎょくざ 星ほしの供物くもつ
ありとあらゆる日々ひびに
降おりる帳とばりの上うえ 煌きらめく様ように

記憶きおくの糸いとを織おりながら
忘わすれ得えぬ ぬくもりに触ふれ
最後さいごの恋こいのやさしさに
心こころは枯かれずに
いつまでも夢ゆめを操くるでしょう

わたしの名なを呼よぶ
愛いとしい囁ささやき
耳みみの奥おくに渦巻うずまく
無窮むきゅうの海うみに落おとす

波なみの響ひびき 泡あわの音色ねいろ
この世よのすべての歌うたを
奏かなでたとしても
浮うき上あがる様ように

真珠母しんじゅぼの匣はこ 閉とじこめた
涙なみだは眠ねむり虹にじと散ちる
最後さいごの恋こいの哀かなしさに
心こころは濡ぬれても
朝露あさつゆに生うまれ変かわれる

恋こいの終おわりを知しればこそ
涙なみだは凍こおり闇やみに散ちる
最後さいごの恋こいと知しりながら
君きみを抱だきしめて
いつまでも留とどまるでしょう

なにひとつ
色褪いろあせはしないのだから