「世紀末ゲネシス」の歌詞 ALI PROJECT

怒いかりよ
遙はるか天てんを裂さき走はしる稲妻いなずまの切尖きっさき

哀かなしみ
幾万年前絶いくまんねんまえたえた星ほしの灯あかりの下したで

この世界せかいが
生うまれたとき
包つつんだのは
闇やみと光ひかり
どちらだったろう

人ひとはひとり
産うまれてくる
暗くらがりだけ
見みつめながら

生いきる事ことが
死しに向むかうのだとしても

希望きぼうよ
白しらむ空そらにまた昇のぼる黄金おうごんの太陽たいよう

愛いとしさ
澄すんだ水面みなもへと映うつる偽いつわりのない姿すがた

喜よろこび
伸のばす手てに触ふれて咲さいた葩弁はなびらのぬくもり

淋さみしさ
蒼あおい夜よるに浮うき墜おちる月つきの雫しずくの中なかに

闇やみへと舞まい散ちれ
光ひかりに埋うずもれよ

この世界せかいが
終おわる瞬間ときを
抱だきとるのは
光ひかりか闇やみ
どちらだろうか

どこに消きえ
逝ゆくとしても

戦たたかい
立たち向むかう盾たてと響ひびく鋼はがねの剣つるぎの音ね

絶望ぜつぼう
風かぜが凍こおりつく荒野跡形こうやあとかたもない息吹いぶき

怒いかりよ
遙はるか天てんを裂さき走はしる稲妻いなずまの切尖きっさき

哀かなしみ
幾万年前絶いくまんねんまえたえた星ほしの灯あかりの下したで

闇やみから舞まうのは輝かがやく翼つばさで
光ひかりが生うむのは美うつくしい無数むすうの影かげ

われわれが
歩あゆむ地ちを
彩いろどるもの