「ご飯のおかわり自由です」の歌詞 AMEMIYA

主人しゅじんと2人ふたりではじめた 小ちいさな定食屋ていしょくや
何なによりの売うりは オーガニック米まい
オカズの量りょうの少すくなさに お客様きゃくさまは顔かお しかめるけど
ご飯はんのおかわり自由じゆうです

オープン当初とうしょは 大盛況だいせいきょう でもすぐオカズのしょぼさ広ひろまり
ぱったりと止とまった客足きゃくあし 払はらえない子供こどもの 給食費きゅうしょくひ
つい手てを出だしたねずみ講こう いなくなった 友達ともだち
ご飯はんのおかわり自由じゆうです

主人しゅじんが通かよい出だした 怪あやしげなセミナー
自宅じたくの炊飯器すいはんきに入いれだした パワーが出でるという謎なぞの粉こな
ご飯はんのおかわり自由じゆうです

主人しゅじんの強つよい勧すすめで 私わたしと子供こどもも
しぶしぶ入会にゅうかいした 怪あやしげなセミナー
なぜだろう 次第しだいに薄うすれる 心こころをしめていた猜疑心さいぎしん
ご飯はんのおかわり自由じゆうです

家具かぐは全すべて白しろにしなさい‥
寝ねる前まえに逆立さかだちしなさい‥
炊飯器すいはんきに粉混こなまぜなさい‥
ご飯はんのおかわり自由じゆうです‥

セミナーの いいつけを守まもり 真まっ白しろにした店内てんない
壁一面かべいちめんに 教祖きょうその 肖像画しょうぞうが
各かくテーブルに 設置せっちした セミナーのパンフレット
ご飯はんのおかわり自由じゆうです

熱心ねっしんな 勧誘認かんゆうみとめられ 幹部かんぶになれた 主人しゅじん
息子むすこのきよしが授与じゅよされた 名前なまえはアルバーリ・カッサバ
ご飯はんのおかわり自由じゆうです

教祖きょうその女おんなにして もらえた私わたし
教祖きょうそが入はいったお風呂ふろの残のこり湯ゆ 毎日欠まいにちかかさず 飲のんでます
ご飯はんのおかわり自由じゆうです

主人しゅじんと息子むすこが 留守るすの隙すきに 田舎いなかから 出でてきた父ちち
泣なきながら私わたしの頬ほおをはたき 解とけたマインドコントロール
父ちちと実家じっかに逃にげました 気きがかりはきよしと定食屋ていしょくや
ご飯はんのおかわり自由じゆうです

私わたしを連つれ戻もどしに すぐ実家じっかに来きた主人しゅじんたち
怪あやしげな呪文じゅもん 唱となえるきよし 逆立さかだちして 叫さけぶ主人しゅじん
ご飯はんのおかわり自由じゆうです

話はなし合あいの末すえ 入会にゅうかいした 父ちち
幹部かんぶに なった父ちち 教祖きょうその女おんなに なった母はは
ご飯はんのおかわり自由じゆうです

根深ねぶかくはびこる人種差別じんしゅさべつ 肌はだの色いろも 目めの色いろも
関係かんけいない みんな同おなじ 人間にんげんさ oh
ご飯はんのおかわり自由じゆうです ご飯はんのおかわり自由じゆうです