「バベル」の歌詞 ATOLS,初音ミク

目覚めざめた翼つばさを隠かくす影かげ
天高てんたかく虚栄きょえいを築きずいた

飛とび込こむ影群かげむらがる手て
加速かそくする悲鳴ひめいの旋律せんりつ

咲さき乱みだれた楽園らくえんで
宛あても無なく彷徨さまよう真実しんじつ

今鎖いまくさりは外はずされた
繰くり返かえすこの糸いとを切きる

ねえ?バベル
甘あまい言葉並ことばならべて
私わたしを消けして

ねえ?バベル
繋つなぎ止とめたその手てを
離はなしていいよ

迫せまる闇やみ
天国てんごくへの階段踏かいだんふみ外はずす

今いま、壊こわれる、言葉ことば
愛あいの、終曲しゅうきょく、鳴なり響ひびく
雷鳴らいめい、倒たおれる塔とうを
見届みとどけた結末けつまつ

貴方あなたの、望のぞむ、
世界せかい、飛とび込こみ
脱ぬけ殻がらを、抱だきしめ
この世よの果はてに
口くちづけを交かわした

テレビの
ノイズで目めが醒さめた
交差こうさする狂喜きょうきの歓声かんせい
儚はかない姫舞ひめまい踊おどり吐はき出だした命いのちは、笑わらう

ねえ?バベル
変かわり果はてた
貴方あなたへ捧ささげる刃やいば

ねえ?バベル
最後さいごに振ふる
痛いたみでいい声こえあげて

時ときは、来きた
愛いとしき殺意さついを込こめ
振ふり翳かざす

今いま
崩くずれる、世界せかい、
愛あいの終演しゅうえん、艶あでやかに
舞まう夢ゆめ、貫つらぬく光ひかり
天界てんかいの崩壊ほうかい

降おり立たつ、翼つばさ
滲にじむ、鮮血せんけつ
偽いつわりを、抱だきしめ
最後さいごの恋こいに
口くちづけを交かわした

零こぼれる、記憶きおく
よぎる、優やさしさ
貴方あなたへ、突つき刺さす
飛とび散ちる涙なみだ
鮮あざやかに広ひろがる

飛とび立たつ、棺ひつぎ、
道みちは、続つづいた
走はしり出だす、私わたしと
空虚くうきょな星ほしへ
口くちづけを残のこして
旅立たびだつ