「卯月の頃」の歌詞 Cocco

擦すり切きれて
しまうと言いって

結むすんだ小指こゆびを
切きり離はなしてしまった

あした
あなたは
笑わらっているのだろうか
抱かかえきれない
両手りょうていっぱいの
悲かなしみの果はてに

待まちぼうけの
麦むぎわら帽子ぼうし

ブランコに揺ゆられて
バラは咲さいたかな ?

あした
わたしは
笑わらっているのだろうか
つないだ手てと手てを
あきらめて
失なくした風景ふうけい ひとつ

ここまで
歩あるいておいで
歌うたを紡つむぐように
鮮よみがえる空そらに
泣なかないで
愛あいした光ひかりが キラリ

あした
あなたは
笑わらってくれるだろうか
抱かかえきれない
両手りょうていっぱいの
想おもい出でを胸むねに