「幻影」の歌詞 KOTOKO

信しんじたものはなんだっけ?
影かげも形かたちも失うせてた
誓ちかいの輪わには陽ひが満みちて
冷さめた空気くうきを切きり落おとした

神かみが残のこした この生命いのちランプにして

外そとの景色けしきは綺麗きれいだね
裏切うらぎるものがないから
あの空そらのような人ひとにさえ
朽くちた邪念じゃねんが絡からみ付ついた

神かみが残のこした この生命いのちランプにして
わずかな息いきをこぼした

泣ないて この瞳めが穴あなになるほど泣ないて
全すべて海うみのように溶とけて
昨日きのうが夢ゆめになるなら

冷つめたい魔法まほうが解とけてくね
感情かんじょうも擦すれて痺しびれた
唯一視界ゆいいつしかいに映うつるのは
飾かざり疲つかれた指先ゆびさきだけ

いつかこの手ても灰はいになってしまうなら

泣ないて 体からだが綿わたになるほど泣ないて
全すべて砂すなの中なかに埋うめて
明日あしたが夢ゆめになるまで
心こころが風かぜになるほど泣ないて
全すべて夢ゆめと忘わすれさせて
現在ここが夢ゆめじゃないなら